昔、師匠と松下幸之助氏が書簡を交わした際に、松下幸之助氏に次の内容を質問したことがあります。
概略ですがご紹介。
『日本の発展途上国への経済進出は、エコノミックアニマルと呼ばれる上に、現地では悪評しきりのようです。
このような不評を買った理由はなんでしょうか?』
『発展途上国への経済支援のあり方とその理念はいかなるものであるべきでしょうか?』
「エコノミックアニマル」と呼ばれた時代がありましたが、今や・・・・
まさに大変革の時代ですよね(--;)
この問いに対する松下幸之助氏の答えに何か今求められている経営姿勢があるのではと思います。
『私が一番いけないことは、日本国内でお互いに競争している経営の体制を、そのまま外国に持ち込んでいることだと思います。
そういう国内の競争意識を海外ではもたない方がいいと思います。』
普通の感覚で聞くとビジネスなんだから、競争して当たり前と思うところですが・・・・・
そして
『欧州のある大企業の経営者が、「日本の製品はすばらしいが、日本人の熱心すぎる商売のやりかたは相手国に不安を与える。
とくに日本の企業同士が海外で激しい競争を繰り返している姿は、外国人には、日本人は一団となって侵略してきたように受け取られる」という意味のことをいっていますが、全くそのとおりだと思います。』
今は世界は狭くなりましたが、一人ひとりが生き抜く力は、昔よりも必要とされているのでは?
大局を見つめつつ、足元を確認し固めていく。
遠視眼ではなく、近視眼でもはく、正視眼による経営姿勢がより大事ですよ、きっと。
『ですから、大事なことは、その国の発展のため、その国民の幸せのためということを中心に考えることです。
その国、国民が今何を求め必要としているのかを考え、それをいかに供給するかということに徹するならば、どこの国へ行っても必ず歓迎されると思います。』
改めて再確認をさせて貰いました。
今はとくに「人を育てる」ことが、より重要だと思います。
自分以上の人財へ!
結局は、自分自身が成長するってことですが・・・。
でもそれは、その人の師匠に自らなることではないと思います。
あくまでも師匠を決めるのは、一人ひとりであって、他人に強制されるものではない。
あくまでも「切っ掛けを与えてあげる」ことであり、「信じてあげること」ではないですかね。
先日、お会いした社長は、社員に「師匠」と呼べと強制しているようですが、それは勘違いでは(--;)